1月17日に、漫画家のとり・みき先生をお招きした特別講義が開催されました。
今回の特別講義は本学の客員教授であるしりあがり寿先生との対談形式で行われ、とり先生の過去作品の振り返りから、昨年完結した最新作「プリニウス」の合作の方法、とり先生の漫画の作り方に至るまで、幅広くお話ししていただきました。
今回は「自作と合作を語る」というテーマでお話ししていただきました。
とり先生は「合作の多い漫画家」と自称されていた通り、「プリニウス」以前にも多くも漫画家と合作をされてきました。
「合作とは何か?」という具体的な定義のお話もあり、「プリニウス」は合作だが同じヤマザキマリさんとの共作である「リ・アルティジャーニ」は厳密には合作ではない、といったお話もとても興味深いものでした。
漫画の作り方については、とり先生らしくさまざまな漫画を構造的に分解して解釈する独自のお話をしていただきました。
しりあがり先生ととり先生は同時期に同じ雑誌で連載されていたこともあり、当時の編集者の名前がふらっと出て盛り上がるなど、気軽な雰囲気で非常に幅広くお話をしていただきました。
学生たちは今現在は1人で制作している学生が多いですが、合作や分業をする際の一つの指標になったと思います。と同時に、漫画の企画についてもとても参考になるお話をたくさん伺えました。
とり先生、しりあがり先生、ありがとうございました!