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リレー講座に卒業生が来校されました!

12/14(水)に、本学キャリアセンターが主催する「卒業生リレー講座」が開講されました。

今回お招きしたのは2014年度卒業生の高橋龍輝さんです。

高橋さんは現在会社員としてフルタイムで働きながら、COMIC FUZZ(芳文社)にて「アマエルさんは甘えたい」を連載中。
会社員と漫画家の二足のわらじを履く高橋さん。大学在学中から現在の連載に至るまでを詳しく語っていただきました。

在学中に描いた作品が漫画賞で受賞を果たすも、「マンガを描くことしかやってこなかったのがコンプレックス」との理由で就職を選んだ高橋さん。

当時は現在ほどWeb漫画が広がっておらず「まだまだ紙の漫画が続く」という雰囲気だと感じたそうです。

しかし就職すると「マンガが描ける」ことは強みであることがだんだん分かったそうです。
・「夢を追っていること」はそれ自体がすごいこと
・「絵を描けること」はデザインやサイトの構成を学べば武器になる
・「ストーリーを作れること」は物事の構造・構成を理解、分解できるという能力

というようなことに気づき、「就職してよかった」「マンガは就職、転職の武器になるんだ」と思ったとのこと。

就職後は漫画は趣味だと考えていたそうですが、ある日参加したコミティアで編集者から声をかけられます。
連載準備には時間がかかるし、会社で働くのは難しいと聞いていた高橋さんですが、そこで編集者から意外な一言が

「今は働きながらでも連載できますよ!」

という一言でした。

その後、働きながらネームのやりとりを続け、コミティアで声をかけられてから1年後に、見事連載をスタートさせることができたそうです。

その他にも就職で感じた様々なことをお話ししていただきました。
学生にとっては、進路先で迷うであろう「就職」と「創作活動」を両方経験している先輩として、非常に参考になる話となりました。

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