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入試ガイド

入試対策

特別なことは何もしない

さて、こんなややこしい入試にどう対応すればいいのか、と思うでしょう。
答えはシンプルです。

特別なことは何もしない、ということです。

高校生として、日々、きちんと英語や数学や社会の勉強をし、時間が余ったらノートに落書きをしてください。面接の練習をする必要もありません。そして、一つだけ大切なのは、まんがやライトノベル以外の本を読み、アニメではない映画をきちんと、たくさん観ることです。

「古い作品」にたくさん触れる

もし、まんがを読むなら、「手塚治虫」「萩尾望都」の作品を探し出して一冊でも多く読んでください。アニメを観るならスタジオジブリの作品を改めて全部観ておいて下さい。「今、はやっているまんがやアニメ」を観ることはまんが表現学科では勉強になりません。
夏目漱石でも村上春樹でも「文学」と呼ばれる小説やアメリカやヨーロッパの少し古い映画を観るのもいいでしょう。そうやって「古い作品」を観ると今あるものが、かつてあったものの影響のもとに成り立っていることがわかります。
今いる作家たちの作品ではなく、彼らが影響を受けた作品に遡って観たり読んだりすることで「プロ」の基礎が養えると思って下さい。

「落書き」をたくさん

「絵」については「落書きをたくさん」が第一です。画塾などで入試対策用にまんがを教わることは全くお勧めしません。
逆に「デッサン」を入試にはしませんが「デッサン」を徹底してやる方が意味があります。「観察する力」は大切ですし、一つのことをきちんと「学ぶ」という態度もまた大学に入って役に立ちます。「入試問題」や「面接」に直接役立つことを「対策」としてたてるより、少し遠回りした勉強をしてみて下さい。

どの入試で受験したらいいのか

お勧めしたいのはAO前期前期のように「実技」のある試験、つまり受験生からみると色々たくさんあって面倒だな、という入試です。でも入試にたくさんの要素があるから、「良いところ」が見つかります。「面接で少しも話せなかった」としても、それを良い方向にとらえることができたのは、体験プログラムや実技の時のその子の様子や持参作品と照らし合わせて初めて、その子の内側にたくさんのものがある、と考えることができたからです。

 

こういう受験生はお断りします

「まんがの大学」だから楽だろうと安易に考える人はどんなにまんがが上手くてもお断りです。一般の大学の入試や受験勉強が嫌で、そこから逃げるために「楽そうだ」と思って受験するのも最悪です。
まんがという表現は読者に時に「現実」を忘れる手段としても読まれ、それは悪いことではありません。しかし、それを描こうという人間が、「受験」や「将来を決める」という「現実」から逃げていては困ります。

まず、オープンキャンパスに

受験しようと思われる方はとにかく、オープンキャンパスに来て下さい。そして、ぼくたちがどういう考え方で大学をつくっているか、直接、ぼくたちの話を聞いてみてください。

※各入試科目の詳細等については、募集要項または本学公式サイト「入試情報」でご確認ください。

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